LAST Drip Designs LABORATORY|革研究室(株式会社ラストドリップデザインズ)

本ヌメ革・ヌメ革・タンニン鞣し革の違いがわかる画像

研究室|革の百科事典

本ヌメ革とは

本ヌメ革/ヌメ革/タンニン鞣し革を、混同しないための定義

 

“ヌメ革”という言葉は便利な反面、範囲が広く、同じ単語でも人によって指すものがずれがちです。
このページでは研究室として、本ヌメ革/ヌメ革/タンニン鞣し革の3語を、言葉の範囲から整理します。
※ここは商品紹介ではなく、素材理解のためのページです。

 

目次(クリックで開きます)
  1. まず結論:3つの言葉は「範囲の大小」が違う
  2. 本ヌメ革とは(研究室の定義)
  3. ヌメ革とは(総称としての使われ方)
  4. タンニン鞣し革とは(製法としての総称)
  5. 3つの関係まとめ(早見表)
  6. 研究室が「定義する」理由

※各セクション末尾の「目次へ戻る」から戻れます。

まず結論:3つの言葉は「範囲の大小」が違う

最初に押さえるポイント(研究室の整理)

  • タンニン鞣し革:植物由来のタンニンで鞣した革の総称(=製法の話)。染色の有無は問わない。
  • ヌメ革:一般にタンニン鞣し革を指す総称として使われることが多い(=呼び名の話)。染色の有無は問わない。
  • 本ヌメ革:タンニン鞣しのうえで染色をしないヌメ革として整理する(=状態の話)。

※「本ヌメ革」は公的に統一された規格名ではなく、現場(タンナー・流通・作り手)で用法が揺れることがあります。
この研究室では混乱を避けるため、上記の定義で読み進めます。

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本ヌメ革とは(研究室の定義)

研究室における定義(このページの軸)

本ヌメ革=タンニン鞣しをしたあと、染色をしないヌメ革 ※ここでいう「染色しない」は、色を整えるための染料・顔料による着色を行わない、という意味で整理します。
※「無加工」と同義ではありません。仕上げ(表面処理)の有無や程度は革ごとに異なります。

本ヌメ革は、一般消費者向けの言葉として広く浸透しているというより、一部の現場用語として使われることがある言い方です。
そのため同じ表記でも、売り手の文脈によって指している範囲がずれることがあります。

誤解されやすい点

「本ヌメ革=ヌメ革の全部」と捉えると混乱します。研究室の整理では、ヌメ革(総称)の中に、本ヌメ革(無染色)が含まれる、という位置づけです。

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ヌメ革とは(総称としての使われ方)

研究室における整理

ヌメ革=(染色の有無を問わず)ヌメ革全体の総称 ※現場では「ヌメ革=タンニン鞣し革」を指して使われることが多い一方、呼び方の幅は広いです。

たとえば、肌色に染色したヌメ革黒や赤などに染色したヌメ革、そして無染色のヌメ革(=本ヌメ革)
これらをまとめて「ヌメ革」と呼ぶ、という整理にしておくと、以降のページ(例:日焼け/ケア/防水)も迷わず読めます。

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タンニン鞣し革とは(製法としての総称)

研究室における定義

タンニン鞣し革=植物由来のタンニン鞣しを施した革の総称(染色の有無は問わない) ※“なめし(鞣し)”は、皮を腐らない状態にし、使える「革」に変える工程です。

タンニン鞣しは、伝統的な手法として語られることが多く、光・空気・手の油分などで表情が変化しやすい、と説明されがちです。
ただし実際の変化は、革の設計(仕上げ)や個体差、使用環境で大きく変わるため、この研究室では「傾向」として扱うに留めます。

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3つの関係まとめ(早見表)

混同しやすい3語を「何の話か」で整理します。

言葉 何の総称?/何の話?
タンニン鞣し革 製法(タンニン鞣し)で括った総称。染色の有無は問わない。
ヌメ革 タンニン鞣し革を指す総称として使われることが多い。染色の有無は問わない。
本ヌメ革 タンニン鞣しのうえで「染色をしない」ヌメ革として整理(研究室の運用定義)。
 

※“本ヌメ革”という言葉は便利ですが、表記だけでは範囲が確定しません。
だからこそ、何を指しているかを文章で確認するのが確実です。

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研究室が「定義する」理由

革は、言葉だけで“完全に統一された理解”を持つのが難しい素材です。
仕上げ、個体差、使い方、環境で、見え方が変わる。だから面白い。だから誤解も起きやすい。

 

研究室では、買うための言い回しではなく、選ぶ基準を育てるための言葉を整えていきます。
ここで得た整理が、あなたの暮らしの道具選びに、静かに役立てば嬉しいです。

※このページは素材理解のための解説です。作品の紹介は、研究室の方針として最小限に留めています。

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