オリジナル ブライドルレザー
Craft Leather
series
BRIDLE “sketch”
自社染色で創り出す
オリジナルメイドの蝋引き革
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クラフトレザーシリーズ|ブライドル”スケッチ”とは
クラフトレザーシリーズ・ブライドルレザー”スケッチ”は、「ラストドリップデザインズ」が提案するオリジナル染色革の1つ。「染料、薬品の使用を最小限に抑え環境に配慮する」という無染色無垢の本ヌメ革を使うきっかけとなった想いを継承し、必要とされる分だけを自社で染色加工し作品製作を行っています。
1stコレクションとなるブライドルレザー”スケッチ”は、染色革の表面に蝋引きを施しているのが特徴です。染料、顔料を何層にも塗り重ね堅牢な銀面を作り上げたあとにホワイトワックスを塗り込み乾燥させることで美しい蝋引きの筋が表現されます。
ブライドルレザーはもともと馬具用に開発された蝋引き革で、ブライドルの語源は馬の頭部に装着する「頭絡」。馬具に使用されること、そして、イギリスは雨が多い国だったこともあり多湿な環境化でも革の劣化を防ぐため蝋引きを施して革の銀面を強固に仕上げていたそうです。
ラストドリップデザインズのブライドルレザーは「丘染め」という技法を用いて本ヌメ革の銀面から染料、顔料、蝋を塗り込み仕上げています。本物のブライドルと比べると油分量は少なく革表面はサラっとしています。使い込むと、蝋が銀面に刷り込まれていくので徐々に色艶が増していくのが何よりの魅力です。
そして、丘染めだからこそ使い込む内に銀面の奥にある「ヌメ革」が削り出されてなんとも言えない美しさを感じて頂けます。削れた箇所が日々の記録となるよう”スケッチ”という名前を付けています。その人だけの色、味、風合に育つ新たなブライドルレザーをご提案します。
職人による手染め・加工の証
これまでご案内してきたとおり、ラストドリップデザインズのブライドルレザー”スケッチ”は全て自社アトリエで職人が染色・加工を施しています。そのため、革の床面に染料染み、染料飛びなどの証が必ず刻まれます。
“芯通し”も試みてはみましたが、たくさんの水と薬品を必要とすること、そして何より染色後の汚水廃棄が許容できなかったため、ラストドリップデザインズでは芯通しを行う染色加工を行わないことにしました。
タンナーで仕立てられる銀面・床面含めえて均整のとれた革を好ましく思う方には、残念ながらご提案できない革とはなってしまいますが、この「ハンドクラフトの証」も含めて楽しんで頂ける方に巡り合えますことを願っております。
唯一無二の自分だけの思い出をこの「スケッチブック」に刻み込み、その時々の思いや感情を綴るアイテムとして、このブライドルレザーと長く寄り添っていただけたら幸いです。
ブライドルレザー”スケッチ”プロダクト一覧
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クラフトレザー|ブライドル”スケッチ”のまとめ
〇レザーカラー
蝋引きブラック(黒)
染料・顔料・蝋引き加工で仕立てる
ブルームと発色が美しい染色革
年月とともに深みある色艶へ
〇マテリアル「ブライドルについて」
クラフトレザー
Craft Leather(BRIDLE “sketch”) / ldds original
皮革種類:牛革 / フルベジタブルタンニンレザー
タンナー:栃木レザー社
鞣し加工:ベジタブルタンニン鞣し
タンニン:ミモザの樹皮から抽出した樹脂
染料顔料:染料・顔料混合(ldds配合)
銀面加工:蝋引き加工
硬さレベル:柔い ☆☆☆★☆ 硬い
表情の豊さ:無い ☆☆☆☆★ 豊か
銀面の質感:滑か ☆☆★☆☆ 粗い
シボの強さ:無い ★☆☆☆☆ 強い
初期油分量:無い ☆☆★☆☆ 多い
※表情の豊さにはタンニンムラの他にトラ・シワ・小キズなどが含まれています。無染色ヌメ革の最大の魅力と特徴でもありますので楽しんで頂ければ幸いです。
※油分量は革の柔軟性を損なわないための必要最小限で含ませています。1シーズンに1度のオイルケアをオススメしております。完全に油分が抜けてしまうと銀面割れの原因となり、ヌメ革を長くお使い頂けなくなりますので十分にご注意ください。
・ラナパー(Renapur)
ラストドリップデザインズの革メンテはラナパー公認です!