クラフト ブライドルレザー
Craft Leather
Bridle sketch
独自レシピで創り出す、蝋引き染色革
ブライドルレザー“スケッチ”は、LAST Drip Designsが提案する クラフトレザーです。
本ヌメ革の銀面に、染料・顔料・蝋を重ね、最後にホワイトワックスを刷り込み乾燥させることで、 ブルーム(蝋の白い表情)と、使い込むほど深まる艶を引き出します。
“スケッチ”という名の通り、日々の擦れや変化が、そのまま記録として残る革です。

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ブライドルレザー“スケッチ”とは
クラフトレザーシリーズ・ブライドルレザー“スケッチ”は、LAST Drip Designsが提案するオリジナル染色革のひとつです。
「染料や薬品の使用を最小限に抑え、環境に配慮する」という、無染色・無垢の本ヌメ革に辿り着いた想いを継承しながら、 必要な分だけを染色・仕上げし、作品へ仕立てています。
ブライドルレザーは、染色した銀面に蝋引きを施すことで生まれる、独特の表情が特徴です。
染料・顔料を重ねて銀面を整え、その上にホワイトワックスを塗り込み乾燥させることで、ブライドルらしい“筋”やブルームが表れます。
ブライドル(bridle)は馬の頭部に装着する「頭絡(とうらく)」に由来するとされます。
馬具に用いられてきた背景から、湿度や雨に耐えるため、銀面を蝋で強固にする考え方が育ちました。
ブライドルレザー“スケッチ”の魅力

ラストドリップデザインズのブライドルレザーは、本ヌメ革の銀面から染料・顔料・蝋を塗り込み仕上げる丘染めのアプローチを採用しています。
本来のブライドルと比べると油分量は控えめで、革表面はさらっとした触り心地です。
使い込むほど、蝋が銀面に刷り込まれ、徐々に色艶が増していく。
これが“スケッチ”最大の魅力です。
削れた場所が、日々の記録になる
丘染めだからこそ、使ううちに銀面の奥にある“ヌメ革”が削り出され、なんとも言えない立体感が生まれます。
その削れ方は、持ち主の癖や暮らしの動きに沿って現れます。
だから“スケッチ”。その人だけの線が、革に残っていきます。
職人による染色加工の証

ブライドルレザー“スケッチ”は、職人の手で一枚一枚、染色と仕上げが施されています。
そのため、革の床面に染料染みや染料飛びなど、“手仕事の証”が刻まれることがあります。
“芯通し”も検討しましたが、水や薬品の負荷、そして廃液処理まで含めて考え、採用していません。
一般的な均整が取れた染色革を好ましく思う方には、合わないかもしれません。
それでも、この“ハンドクラフトの証”まで含めて、素材として楽しんでいただける方と出会えることを願っています。
唯一無二の思い出を、この“スケッチブック”に刻み込むように。
その時々の感情や時間に寄り添うアイテムとして、長く付き合っていただけたら幸いです。
無垢と染色のあいだにある思想
ラストドリップデザインズが本ヌメ革(無染色・無垢)に辿り着いた理由は、 「余計なものを足さず、素材をそのまま受け入れる」という姿勢にありました。
一方で、使い手が求める強さや表情、生活の道具としての必要性もまた、現実として存在します。
だからこそ“スケッチ”は、必要な分だけを染め付け、手仕事で蝋を入れるという形を選びました。
大量生産の均一さではなく、暮らしに沿って育つ不均一さを肯定する——その思想が、この革の設計図です。
まとめ(素材仕様)
ブライドルレザー“スケッチ”は、自社の思想と、職人の手仕事で生まれる育つ革です。
ブルームが落ち、艶が立ち、削れた線が日々の記録として残っていく。
その変化ごと、道具として長く付き合える素材を目指しています。
素材データ
| 素材名 | ブライドルレザー スケッチ(LAST Drip Designs オリジナル) |
|---|---|
| カラー | 蝋引きブラック(黒色) |
| 皮革種類 | 牛革 |
| 配合 | 独自レシピ |
| 鞣し | ベジタブルタンニン鞣し |
| 染料・顔料 | 染料・顔料混合 |
| 銀面加工 | 蝋引き加工(ホワイトワックス) |
| 初期の質感 | さらっとした触り心地(油分量は控えめ設計) |
| 育ち方 | 蝋が刷り込まれ艶が増す/擦れで下層のヌメが見える |
※床面の染料染みや染料飛びなど、“手仕事の証”が見られる場合があります。
均一さよりも、工程のリアリティを含めて楽しめる素材としてご理解ください。
この素材を用いた作品は、公式通販にてご覧いただけます。
公式通販:Bridle Leather Sketch 一覧