ブライドルレザーの3つの特徴やメンテナンス方法まとめ
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ハリがありカチッとした印象が魅力のブライドルレザーは、ビジネスシーンにも幅広く活躍する革素材です。この記事では、ブライドルレザーの特徴やメンテナンス方法をご紹介します。ブライドルレザーのアイテムを長く愛用するための注意点もご紹介するので、気になる方はぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事を読むための時間:3分
ブライドルレザーとは?
ブライドルレザーとは、元々馬具用に作られた革のことで、タンニンなめし革の一種です。半年以上かけてタンニンでなめしたあとに、ワックスを十分に染み込ませた加工が施されています。また握った時に「ギュギュッ」と音が鳴るほど繊維が詰まっており、ハリがある丈夫な革素材です。重みがあって堅牢なイメージがあるため、ビジネスマンを中心に人気を博する素材です。
ブライドルレザーの特徴
ここでは、ブライドルレザーの特徴をご紹介します。
レザーの表面を覆うブルーム
ブライドルレザーの最大の特徴は、ブルームと呼ばれる、レザー表面を覆う白いロウ成分です。ブライドルレザーは、加工の工程でワックスを染み込ませますが、浸透したワックスが少しずつ表面ににじみ、白く固まることで白い粉状へ変化します。しかし、使用していくうちにブルームは徐々に馴染み、薄くなっていきます。ブルームの独特の質感が好みの方は、最初のうちにたっぷりと楽しんでおきましょう。
耐久性と耐水性に優れている
ブライドルレザーは雨が多いイギリスで、馬具用の素材として生まれた革素材です。雨の日に、屋外で使用しても革がへたってしまうことがないように、十分なワックス加工が施されています。表面がオイルコーティングされた状態であるため、水を弾き、他の素材に比べて湿気にも強いです。
またブライドルレザーは、革素材の中でもトップクラスに頑丈であるという特徴があります。ミツロウやオイルを混ぜたグリースと呼ばれるものを何度も重ねて塗りつけることで、強度が高まります。
ブライドルレザーが革小物などのアイテム用として使われ始めたのはここ10年ほどで、それまでは馬具専用の素材として扱われていました。丈夫さが求められる手綱や馬鞍などに使われていた歴史があるほど、耐久性と堅牢性に優れた素材です。
エイジングを楽しめる
使い込むにつれて味が出る風合いや手触りの変化も、革製品の楽しみ方の一つですが、ブライドルレザーはその変化の大きさが顕著です。ブライドルレザーの特徴でもあるブルームは、使い込むごとに馴染んでいき、ツヤやかな光沢感のある風合いに変化します。素材が硬い分、ゆっくりと経年変化をとげていくため、素材の変化をじっくりと堪能したい方にもおすすめの素材です。
ブライドルレザーの手入れ方法
ブライドルレザーは、日々の手入れが非常に簡単なので、革製品初心者の方にもおすすめです。基本的に、表面に浮き出たブルームが消えるまでは、何もしなくて大丈夫です。ブルームが消えた後も、毎日使うのであれば手の油分が十分伝わるため、乾拭きするだけで問題ありません。
ブライドルレザー専用のワックスやクリームも市販されているのですが、手入れが過剰になってしまうと逆にブライドルレザー独特のコシが弱ってしまうため、カサつきを感じない場合には不要です。
ブライドルレザーを取り扱うときの注意点
ここでは、ブライドルレザーを取り扱うときの注意点をご紹介します。
シワや傷がつくと取れにくい
硬くハリのある質感がブライドルレザーの良さでもありますが、その反面、シワや傷がついてしまうと取れにくいというデメリットがあります。細かい傷はエイジングの一部として捉えて愛用することができますが、大きなヘコみ傷などはどうしても目立ってしまいます。基本的には元に戻ることがないと考えて、大切に取り扱いましょう。
ヒビが入りやすい
ブライドルレザーは他の素材に比べると厚みがあるため、ひび割れが起きやすい素材です。頻繁に使用していても、内部のワックスが抜けてしまうとヒビが入ってしまうのですが、最も多い原因としては、使用せずに長い間放置してしまうことです。一度ヒビが入ってしまうと元には戻らないため、レザー表面が乾燥したと感じたら、専用のクリームやワックスを使って手入れしましょう。
まとめ
いかがでしたか。ブライドルレザーの特徴や手入れの方法、取り扱い時の注意点をご紹介しました。ブライドルレザーは硬さがあるので型崩れにも強く、ビジネスシーンにも大活躍の素材です。丈夫な素材を求めている方や、渋い印象のアイテムを求めている方は、ぜひブライドルレザーを使用した製品をチェックしてみてくださいね。
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掲載元
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