魅力いっぱいのレザーバッグですが、買ったばかりの時や、使い込んでいるうちに出てくる臭いが気になることはありませんか。気に入ったバッグでも、臭いが気になってしまうと持ち歩くのをためらうこともあるかもしれませんね。今回は、レザーバッグの臭いの原因と、気になる臭いを取り除くための方法について詳しくご紹介します。

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レザーバッグの臭いの原因

レザーバッグ特有の独特な臭いの原因は、レザーの鞣し剤です。元は動物の革を使っているため、革についた毛や汚れを落として加工しやすいように柔らかくする時に、鞣し剤を使っているのです。

現在では、鞣し剤のほとんどに「クロム」という名前の化学薬品が使われています。バッグの加工過程で、鞣し剤の他に接着剤や仕上げ剤などの薬剤も使っているため、新品のレザーバッグから臭いがするのです。

バッグにカビが生えた時にも、臭いが発生します。きちんとお手入れしないまま保管していると、カビが原因で臭いが取れなくなる可能性もあるのです。また、タバコや香水などの臭いが移ってしまい、その臭いが気になるケースもあります。

レザーバッグの臭いを取り除く方法とは

レザーバッグの臭いを取り除くには、どのようにすればよいのでしょうか。ここで、簡単にできる7つの方法についてご紹介していきます。

風通しの良い場所で陰干し

一番簡単な方法は、風通しの良い場所でレザーバッグを陰干しすることです。実は、紫外線には殺菌・消臭効果があり、照射し続けることで臭いを取り除くことができます。直射日光を当てるとレザーが変色してしますが、お天気が良い日に間接的に紫外線を当てるだけでも、消臭効果を得ることができます。時間がかかるのが難点ですが、レザー自体に手を加えずにできる方法です。

新聞紙に臭いを吸収させる

レザーバッグを新聞紙で包んで箱の中にしまっておくだけでも、消臭効果が期待できます。この場合、レザーバッグも新聞紙も乾いた状態でなければなりません。バッグ全体を新聞紙で包んで、箱の中にも新聞紙を詰めてから蓋をして、1～2日そのまま置いておきます。それでも臭いが気になるなら、新聞紙を取り替えてもう一日様子を見てください。

重曹で消臭

重曹を使って消臭する方法もあります。レザーバッグが入るくらいの大きめの袋を準備して、重曹とバッグを入れたままにするだけなので、とても簡単です。

重曹の量は45Lのゴミ袋に300gが目安で、目の細かい布の袋に入れておきましょう。バッグが入った袋の中に重曹の袋を入れて、しっかりと袋の口を縛ってから、2～7日ほど置いてください。重曹入りの袋から取り出したバッグを風通しの良い場所で陰干しすると、消臭効果がさらにアップします。

レザー専用のクリームで臭いを和らげる

レザー専用クリームにも臭いを和らげる効果があります。専用クリームでレザーバッグをお手入れし続けると、だんだんとレザー独特の臭いが気にならなくなります。ただし、レザーの種類によってはクリームが使えないものもあるので、注意が必要です。

酢（ホワイトビネガー）で拭き取る

酢（ホワイトビネガー）を利用して消臭することも可能です。酢と水を1対1の割合で混ぜて、乾いた布に軽く浸してから、レザーバッグを拭いてみてください。この時、強くこすると傷や変色の原因になるため、軽く叩いて馴染ませるように拭くのがポイントです。

バッグ全体を拭く前に、必ず目立ちにくい箇所で試しておきましょう。酢の臭いが気になる方もいるでしょうが、時間が経つにつれてレザーの臭いと一緒に消えていきますよ。

レザーのエイジング

新品のレザーの臭いが気になる場合、エイジングを待つのも一つの方法です。元々レザーは、使い込むことで本来の味が出てくるのですが、だんだんと購入時の臭いが取れていきます。時間はかかりますが、レザー独特の風合いを楽しみながら待っていると、知らぬ間に臭いが気にならなくなるでしょう。

臭いがひどければクリーニングも

どうしても臭いが気になってしょうがないのなら、クリーニング業者にお願いしてみましょう。最近ではレザー製品のクリーニングを行っているところも多いため、臭いが消えるかどうか相談してみるのもおすすめです。ただし、普通のクリーニングよりも料金が高くなるため、しっかりと確認しておいてください。

レザーバッグの気になる臭いを取り除いて大切に使おう

レザーバッグは使い込むことで味わいが生まれるものですが、臭いが気になるのであれば、今回の記事を参考にして取り除いてみませんか。お気に入りのバッグを長く大切に使いたいのなら、一度試してみてください。

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