PVC素材を手入れする方法について解説
約3分読書|目次タップで知りたい情報 即リンク‼
PVC素材は「ビニールレザー」とも呼ばれ、バッグやジャケット、財布、名刺入れなど、日常生活の中で多用するものによく利用されています。耐水性に優れており、ちょっとした汚れをすぐに落とせるところも特徴の一つですが、長く愛用するためには正しい手順でお手入れする必要があります。果たしてPVC素材のお手入れはどのようにして行えばよいのでしょうか?
そこで今回はPVC素材のお手入れ方法について、その手順や注意点を詳細に解説していきます。
この記事を読むための時間:3分
PVC素材とは?
PVC素材とは「ポリ塩化ビニル」のことであり、硬質なものは排水管やおもちゃなどに、軟質なものは衣類や鞄、ソファなどによく利用されています。
- 耐水性
- 耐久性
- 耐薬品性
- 加工のしやすさ
- 価格が安い
こういった項目に優れており、特に耐水性や耐薬品性に優れているため、水拭きや中性洗剤を使用したお手入れもすることが可能です。しかし、耐熱性に弱く温度が高い環境においては変形や変色が起こることもあるので、こういった環境にさらしてしまわないように注意することが必要でもあります。
PVC素材に手入れは必要?
表面がツルっとしており、一見きれいに見えるPVC素材の製品もホコリが蓄積している場合が多く、これを放置しておくとそこから劣化してしまう場合も。長持ちさせるためには定期的なお手入れが必要であり、誤った方法で変形や変色を起こさないように正しい手順を覚える必要があります。
アイテム別:手入れの仕方
では、PVC素材の正しいお手入れ方法とはどういったものなのでしょうか?今回はPVC素材がよく使用される靴と鞄にスポットを当てて、その手順を解説していきます。
鞄
PVC素材の鞄をお手入れするには、まず下記のものを準備しましょう。
- 毛先の柔らかいブラシ
- 布(水吹き用×2、乾拭き用×1)
- おしゃれ着用洗濯洗剤
- ぬるま湯
お手入れは次の順番で行います。
- 鞄の表面についたホコリやゴミをブラシで優しく落とす
- ぬるま湯に洗剤を入れ、洗浄液を作る
- 1枚目の水拭き用布を洗浄液に浸し、絞ったら撫でるようにして汚れを落とす
- 2枚目の水拭き用布に水だけを含ませてきつく絞り、表面に残った洗剤を拭き落とす
最後に乾拭き用の布で余分な水分を落としたら完了です。ブラシは毛先が柔らかければ使い古しの歯ブラシを代用することも可能。水拭きをする際はくれぐれも擦らないように注意してください。
靴
PVC素材の靴をお手入れする際は
- 革靴専用のブラシ
- 布(水吹き用×1、乾拭き用×1)
この2つを用意してください。革靴用のブラシは大小1つずつ用意しておくと便利です。
お手入れの準備は次の流れで行います。
- 大小のブラシを使い分けながら表面の汚れを落とす
- きつく絞った水拭き用の布で汚れている部分を優しく拭き落とす
- 乾拭き用の布で残った水分を拭き取る
靴を拭く布は傷をつけないためにも、できるだけ柔らかい素材のもの用意しましょう。最後に革靴用のクリームを塗布すると、艶が出てきれいに仕上がります。
手入れする時の注意点
PVC素材の合皮はこまめにメンテナンスを施しても洗剤や水分が残っていると、その部分が変色してしまいます。特に洗剤を薄めて汚れを拭き取る場合は、まずしっかり絞った水拭き用布で表面に残った洗剤を拭き取り、最後に乾拭きをして水分を残さないようにしてください。また、衣類などは染みついた汗などを落とすためにも、定期的にクリーニング業者へメンテナンスを依頼しましょう。
まとめ
PVCは耐水性や耐薬品性に優れている素材であるため、水や中性洗剤を使用し、手軽にメンテナンスすることができます。しかし、お手入れした後に洗剤や水分を残してしまうと、その部分が変色し、劣化してしまう可能性もあるので注意してください。正しいメンテナンスを行えば、お気に入りのソファやベッド、アウターとより長い期間を一緒に過ごすことができるでしょう。
Views: 2232
この記事を掲載しているラストドリップデザインズでは、素材にフォーカスした魅力溢れる作品を常に200種類以上展開しています。もちろん全ての作品が、いちから自分たちでデザインしたものばかり。
素材ごとの製法やパターンメイクにも趣向を凝らし、ハンドクラフトの温かみ溢れる作品をご覧いただくことができ、ウェブショップ限定での展開のため、ここでしか出会えないプロダクトばかりです。是非、ご覧下さいませ。
上記、画像リンクをクリックするとコレクションページへ移動します。是非、一度ご覧くださいませ!
ブランドサイトでは素材のこだわりから、受注生産へのこだわりなど様々な情報をチェックすることができますので、こちらもお時間があればチェックしてみて下さい。
掲載元
LAST Drip Designs co.,Ltd
前の記事へ