パテントレザーの3つの特徴やメンテナンス方法まとめ
約3分読書|目次タップで知りたい情報 即リンク‼
強いツヤとゴージャスな雰囲気が美しい、パテントレザー。パテントレザーという名前に聞き馴染みがなくても、エナメル革と聞けばぴんとくる方も多いのではないでしょうか。この記事では、パテントレザーの特徴や手入れの方法、取り扱い上の注意点をご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
パテントレザーとは?
パテントレザーとは、天然皮革の表面にウレタン樹脂でエナメル加工を施した革素材のことを指し、別名エナメル革とも呼ばれています。耐久性を持たせるためにウレタン樹脂でコーティングが施されていますが、そのために他の革製品のような風合いや手触りの変化を楽しみづらいという意見も聞かれます。パテントレザーはガラスレザーによく似ていますが、コーティングに使用する樹脂の種類や、なめしの工程が異なります。
パテントレザーの特徴
ここでは、パテントレザーの特徴をご紹介します。
美しい光沢感
パテントレザーはウレタン樹脂でコーティングされているため、独特の光沢を持っています。覗き込んだ者の顔を映し出すほどの強いツヤと、ゴージャスな雰囲気が魅力で、礼装用の靴やハンドバッグなど、幅広く使用されています。小さくても強い存在感があるので、小物でインパクトをつけたい時にもおすすめです。
お手入れが簡単
パテントレザー製品の手入れはとても簡単であるため、革製品初心者の方でも取り扱いやすいでしょう。コーティングがしっかりと施されているため、雨染みや汚れがついてしまう心配もありません。定期的な手入れを欠かさなければ、パテントレザーの持つ耐久性や防水性のおかげで、長期にわたって新品のような使い心地が叶いますよ。
使い込んでもやわらかくなりにくい
パテントレザーはウレタン素材を使用して表面をコーティングしているため、劣化に対して強いという特徴があります。経年変化を味わう楽しみは少ないですが、素材がへたりにくいため、一つのアイテムを綺麗な状態で長く愛用したい方にもおすすめです。
パテントレザーの手入れ方法
パテントレザーはその特性上、繊維に汚れが入るようなことはありません。そのため、ブラシは使わずに、水で濡らした柔らかい布でやさしく汚れを拭き取ってください。光沢が鈍くなってしまったり汚れがついていなければ、月に一度程度の手入れでも十分です。スムースレザー用の保護クリームなどを塗ってしまうと、表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があるので注意しましょう。
パテントレザーを取り扱うときの注意点
パテントレザーはお手入れが簡単ですが、雑に扱うとダメージを受けやすい素材でもあります。ここでは、パテントレザーを取り扱う際の注意点をご紹介します。
コーティングのひび割れ
レザー表面のひび割れは、パテントレザーの製品によくあるトラブルです。ウレタン樹脂でコーティングされているため、断面が厚くなっており、表面にヒビが入りやすくなっています。パテントレザー製の靴は、履いたときにできるシワの部分からヒビが発生しやすい傾向にあります。靴を休ませるときにはシューツリーを使用し、シワを伸ばす形で保管しておきましょう。
他の製品と密着させない
パテントレザー製品を取り扱う際に注意したいのが、色移りです。高温多湿の日本では、パテントレザーの製品と他の製品を接触させるような状態で保管していると、ダメージを受けて色落ちしてしまう可能性があります。また新聞紙で包んでしまうと、紙そのものがくっついてしまったり、文字移りしたりするのでパテントレザー製の製品を保管する場合には、通気性の良い不織布で包んで、風通しの良い場所に置いてください。
まとめ
いかがでしたか。パテントレザーの特徴や手入れ方法、取り扱い上の注意点をご紹介しました。パテントレザーは、使い込む上で表れる素材の変化を楽しむのには向いていませんが、正しい手入れを行うことで、新品に近い光沢をキープすることが可能です。興味を持った方はぜひ一度、パテントレザー製品を手に取ってみてくださいね。
Views: 2569
この記事を掲載しているラストドリップデザインズでは、素材にフォーカスした魅力溢れる作品を常に200種類以上展開しています。もちろん全ての作品が、いちから自分たちでデザインしたものばかり。
素材ごとの製法やパターンメイクにも趣向を凝らし、ハンドクラフトの温かみ溢れる作品をご覧いただくことができ、ウェブショップ限定での展開のため、ここでしか出会えないプロダクトばかりです。是非、ご覧下さいませ。
上記、画像リンクをクリックするとコレクションページへ移動します。是非、一度ご覧くださいませ!
ブランドサイトでは素材のこだわりから、受注生産へのこだわりなど様々な情報をチェックすることができますので、こちらもお時間があればチェックしてみて下さい。
掲載元
LAST Drip Designs co.,Ltd
前の記事へ