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レザーバッグを長く持っているとだんだんとレザーの色が変化していきますが、その独特の風合いを好む方はたくさんいます。しかし、一つ対処法やお手入れ方法を間違えてしまうと、思った以上に変色してしまうことがあります。今回は、レザーバッグが変色する原因とその対処法について詳しくご紹介していきます。

この記事を読むための時間：3分

レザーバッグが変色する原因

レザーバッグが変色していくパターンとして、色落ち、色あせ、色移りの3つが挙げられます。ここで、それぞれ変色する原因について確認してみましょう。

色落ち

長くレザーバッグを持つと、どうしても色落ちしてしまいます。これはレザーの特性の一つであり、染色の仕方や仕上げにより色落ちの程度は異なるものの、完全に防ぐことは難しいでしょう。レザーの色落ちは、表面に水分や傷がつく、経年劣化などが原因です。レザーの塗装膜も色落ちに大きく影響していて、強度が弱ければより早く変色する可能性があります。

元々色落ちしないように加工したものもありますが、レザー本来の色を生かして自然に色落ちしていくように加工を最小限にしたものもあります。

色あせ

レザーバッグが色あせしてしまう原因は、紫外線です。レザーに強い紫外線を当てると、色あせしやすくなります。レザーの染色方法や使用する鞣し剤で色あせの度合いが変わってきますが、直射日光に当たる場所に長時間レザーバッグを置かないようにすると、色あせが進むのを防ぐことは可能です。

色移り

色移りもレザーバッグが変色する要因の一つです。色移りする原因は、レザーに水分がつくことと摩擦が発生することです。レザーバッグが雨に濡れてしまったり、汗をかいてバッグに水分がついてしまうと、バッグと服との擦れによって色移りが発生します。また、レザーが乾燥している場合にも、摩擦によって色移りすることがあります。

【原因別】変色した場合の正しい対処法

レザーバッグが変色してしまった場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここで、変色の原因別に正しい対処方法について見ていくことにしましょう。

色落ちはクリームでカバー

レザーバッグが色落ちした時は、レザー用のクリームでカバーすることをおすすめします。特に、部分的な色落ちや傷などの場合には、レザー内部まで色を浸透させる「補色用クリーム」を使うと良いでしょう。

補色用クリームには蝋や油脂が含まれているため、レザーの繊維に馴染んでしっとりさせる効果もありますが、レザー自体の色を変えることまではできません。できれば、レザーバッグの色味に近い色のクリームを選んで、綿棒などを使って丁寧に塗り込んでください。

色あせは革の染め直しが必要に

色あせしてしまったレザーバッグを元の色に戻したいならば、革自体を染め直す必要があります。きれいに仕上げたいのであれば、専門業者に依頼することをおすすめします。レザーの素材によっては染め直しできないものもあるので、注意しましょう。

色移りは早めに対処を！

レザーバッグの色移りの場合は、早めに対処する必要があります。革から服に色移りした場合と、服から革に色移りした場合とで対処法が違うため、注意してください。

革から服に色移りした場合

レザーバッグの色が服についたら、できるだけ早めに洗濯してください。少し熱めのお湯を使って洗剤で洗う、漂白剤につけるなどすると、服に移った色が目立たなくなる可能性があります。洗っても色が落ちなければ、クリーニング店で相談してみてください。

服から革に色移りした場合

レザーバッグについてしまった汚れは、素人が洗い落とすことはなかなかできません。下手に丸洗いすると、さらに色むらになったりレザーが硬くなってしまう可能性があります。消しゴムで軽く擦ったり、水拭きして落ちれば良いですが、それでも落ちなければクリーニングの専門店に相談することをおすすめします。

レザーバッグの風合いを大切にしながら変色に対処しよう

お気に入りのレザーバッグを長く持っていると、だんだんと色や風合いが変化してきます。経年劣化による変色は、レザーバッグの魅力の一つとも言えるでしょう。今回の記事を参考にして、レザーバッグ独特の風合いを大切にしつつ、変色に対処するようにしてみてください。

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