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革財布のお手入れ方法!頻度とメンテナンス方法について紹介

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きちんと適切な頻度でお手入れを行った美しい革財布

 

革財布の魅力といえば、やはりエイジングを楽しめる点にあります。色の変化や、シワの風合いの変化など、革を育てるように使い続けられるのが革製品の大きな特徴ともいえるでしょう。しかし、革財布を長く良い状態で使用するためには、日々のお手入れが欠かせません。そこで今回は、革財布のお手入れ方法や頻度について詳しくご紹介します。 

この記事を読むための時間:5分

革財布のお手入れを怠るとどうなる?

革財布のお手入れを怠っていると、傷やシミを引き起こす原因になります。なぜなら、本革は人間の皮膚と同じように、油分が無くなってしまうと乾燥してダメージを受けやすくなってしまうからです。具体的には、ひび割れや色落ちが起こりやすくなったり、キズがつきやすい状態になったりします。

 

もちろん、風合いの変化はエイジングの1つといえますが、お手入れを怠っていると美しい変化ではなく、ただのボロボロの革財布になってしまいます。革のエイジングを楽しむためには、定期的にお手入れをしていたわってあげることが大切です。 

革財布のお手入れに必要な道具とは?

早速、革のお手入れに必要な道具をご紹介します。初心者の方は日常のお手入れに必要な最低限の道具をそろえましょう。革製品を多く持っている方は、必要に応じて革のケアアイテムを買い足していきましょう。

日常的なお手入れに必要な道具

まずは、日常的なお手入れに欠かせない道具についてご紹介します。

革用クリーム

革用のクリームは、さまざまなタイプのものが販売されていますが、初心者の方であれば、デリケートクリームがおすすめです。デリケートクリームは、固めのオイルに比べて水分を多く含んでいるのが特徴です。柔らかく伸びが良いためシミになりにくく、初心者でも簡単に使用できます。

 

固めのオイルを塗りすぎてしまうと、乾燥してヒビ割れの原因になったり、革が油分を吸い込みすぎてしまう可能性があり注意が必要です。革の状態を見ながら、必要な分だけクリームやオイルを使用するのがポイントです。

馬毛ブラシ

馬毛ブラシは、革のお手入れに欠かせない道具です。ほこりや汚れを取り除いたり、仕上げをしたりとさまざまなシーンに活用できるので、必ず1つは用意しておきましょう。馬毛ブラシを選ぶ際には、お手入れしたい革製品のサイズ感に合わせたブラシを選ぶのがおすすめです。初心者の方は、持ちやすく小回りが利きやすいミニブラシを用意しましょう。

クロス

革用のクロスは、ポリッシングコットン、ポリシングクロス、ウエスなどと呼ばれています。これらの革専用のクロスが手元にない場合は、柔らかい布でも代用できます。

あると便利なお手入れの道具

次に、革の状態や種類に合わせて用意しておきたい道具についてご紹介します。

革用オイル

上記で紹介した初心者向けのデリケートクリームの他にも、さまざまな革用オイルがあります。たとえば、ミンクオイル、ラナパー、ニートフットオイル、レザードレッシングなどがあげられます。

 

動物性の油は、革に十分な栄養を与えることができるものの、べたつきやすいため、塗り方に注意が必要です。また、植物性の油は、動物性の油に比べるとよりサラッとした仕上がりが特徴です。好みに合わせて使い分けてみましょう。

防水スプレー

防水スプレーは、革を水分から守る役割があります。とくに、染料仕上げの革は水分に弱いため、防水スプレーを活用するとよいでしょう。しかし、近距離からスプレーを噴射してしまうと、シミの原因になってしまうため注意が必要です。

 

革のお手入れに必要な道具

 

日々のお手入れ方法

次に、日々の革財布のお手入れ方法をご紹介します。

ブラッシング

最初に、馬毛ブラシを使ってブラッシングを行いましょう。実は、革財布の購入時から目には見えないような小さなゴミやホコリが溜まってしまっています。馬毛ブラシを使ってブラッシングを行い、汚れを落としていきましょう。

 

ブラッシングをする際には、革を傷つけないよう、優しくなでるようにしてください。一見、変わりがないように見えるものの、こまめにブラッシングを行うことで、その後のエイジングに大きな影響を与えます。 

保革

次に、クリームを革の表面に塗っていきます。馬毛ブラシか綺麗な布を使って、円を描くように塗り込んでいきましょう。革財布であれば、米粒一つ程度のほんの少しの量で十分です。クリームがシミになってしまわないように、まずは革財布の内側などの目立ちにくいところに試し塗りを行いましょう。特に染料仕上げの革は油分を吸収しやすいため、手早く塗るのがポイントです。 

陰干し

クリームを革になじませるため、風通しの良い日陰でしばらく放置します。30分から2時間を目安にしっかりと乾かしてください。早く乾かすために温風やドライヤーを使用してしまうと、革が変形したり、ひび割れの原因になったりしてしまうので、日陰でじっくりと乾かしましょう。

仕上げ

最後に、クロスを使って革の表面に残った過剰な油分を取り除いていきます。油分が残っていると、ホコリやゴミがついてしまう原因になるので注意しましょう。防水スプレーを使用する場合には、この仕上げの時点で使うようにしてください。

革財布のお手入れの頻度とは?

革財布のお手入れを行う頻度は、革の状態によって少しずつ異なります。ブラシやクロスを使ってホコリやチリを落とすお手入れは日頃から時間の空いた時にこまめに行うようにしましょう。クリームを使ったケアは月に1回から2回が目安となっています。表面の油分が落ち、かさついてきたと感じたらクリームでケアするようにしましょう。 

汚れ別のお手入れ方法

次に、汚れの内容に合わせた革財布のお手入れ方法についてご紹介します。

シミ

水シミができてしまった場合には、一度シミができてしまった革の周辺を濡らしてください。革の水シミは、内部の水分バランスが崩れてしまうために引き起こります。そのため、周りの革も濡らしてなじませることで、シミを目立たなくすることができます。濡れたままで放置していると革が傷んでしまうので、少し乾いたらクリームでしっかりと潤いを与えてください。 

四隅の黒ずみ

革財布の四隅は、黒ずみや汚れが目立ちやすくなっています。汚れが気になる場合には、革専用の消しゴムを使用しましょう。平面を使ってやさしくこするだけで、汚れを取り除いてくれます。ベジタリアンオイルスムースなど、革によっては、消しゴムを使用することで色落ちしてしまう可能性もあるため、まずは目立たない場所で試すようにしてください。

革財布についた細かい傷は、普段のお手入れに使用しているブラシとクリームを使って目立たなくすることができます。基本的なお手入れ方法と同じように、ブラッシングしてゴミを落とした後、傷が目立たなくなるまでクリームを塗り込み、最後に余分なクリームを拭き取るだけです。

 

水分を多く含んだクリームであれば、何度もお手入れを繰り返すうちに、より傷を目立たなくする効果が期待できるでしょう。また、仕上げの段階では、コシが強い豚毛ブラシでブラッシングする事により、傷をさらに目立たなくすることができます。

 

深い傷や大きな傷の場合には、補色クリームやレザーマニキュアなどを活用して革を修復する方法があります。しかし、色の選び方や革との相性を判断するのが難しいため、できれば革製品修理専門店に依頼するのがおすすめです。 

革財布を長持ちさせるための方法

革財布を長持ちさせるためには、外出しない休日に、中身を取り出して革を休ませるのがおすすめです。風通しの良い日陰に置いて、しっかりと乾燥させましょう。とくに、小銭入れが付いている革財布の場合には、小銭を全て取り出して休ませることで、型崩れの防止にもつながります。

まとめ

今回は、革財布のお手入れ方法や頻度について詳しくご紹介しました。美しいエイジングを楽しむためには、日頃のお手入れが欠かせません。日常的にブラッシングをしたり、クロスでホコリを取り除いたりしながら、定期的にクリームを塗って革に栄養を与えてあげましょう。

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掲載元

LAST Drip Designs co.,Ltd

この記事を書いた人

Written by LDDs writer X

ラストドリップデザインズの作品・世界観を客観的な視点で紹介したり、オススメ情報や豆知識など幅広くライティングしています。LAST Drip DesignsのライターXです。記事を読んで頂きありがとうございました!

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