オイルレザーの3つの特徴やメンテナンス方法まとめ
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革好きで知らない人はいない「オイルレザー」。財布や名刺入れなどの小物から、家具や靴にまで幅広く活躍している素材です。この記事では、オイルレザーの特徴やメンテナンスの方法をご紹介します。オイルレザーの魅力をたっぷりとお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
オイルレザーとは?
オイルレザーとは、タンニンなめしの工程でオイルをたっぷりと染み込ませた革素材の総称です。オイルを十分に染み込ませることで、よりしなやかに仕上げ、柔軟性や耐久性をつけます。通常よりも多くのオイルを使用し、工程にも手間がかかっているため少し高価です。代表的なものには、コードバンやバケッタレザーなどがあります。
オイルレザーの特徴
ここでは、オイルレザーの特徴を3つご紹介します。
革製品初心者でも手入れが簡単
革製品を長くきれいに使うには定期的な手入れが必要不可欠ですが、オイルレザーの場合は手入れが簡単なのも魅力の1つです。購入してすぐの状態では、革に浸透したオイルが保湿剤の役割を果たしてくれるため、表面をやわらかい綿素材の布で乾拭きするだけで完了です。使い込んでオイルが減ってきたら、定期的な手入れをすることで耐久性をキープできます。手入れは月に1度、5分程度かければ十分でしょう。
エイジングが早い
オイルレザーは、革製品ならではの経年劣化を楽しめることも魅力で、別名エイジングレザーとも呼ばれています。最初は固い革も、染み込んだオイルが徐々に溶けることによって、柔らかく変化して持ち主の手に馴染むようになります。またオイルレザーならではの上品な光沢も、使い込んで育てていくうちにほどよく色が褪せていき、深みのある色合いを楽しめるでしょう。
柔らかくて耐久性がある
オイルレザーはタンニンなめしの工程で、たっぷりとオイルを使用しているため、柔らかくしなやかで、高い耐久性を備えています。その耐久性の高さから、ソファーなどの家具や高級なカバン、登山用の靴など、一定の強度が必要なアイテムにも活躍するほどです。
オイルレザーの手入れ方法
オイルレザー表面のかさつきが気になり始めたら、保湿を行うことで、長く愛用できます。オイルレザーの手入れ方法は以下の通りです。
- ブラッシングをして表面のほこりを払う
- 専用のクリーナーを使用し汚れを落とす
- レザークリームまたはオイルを、柔らかい布につけて、革の表面に塗り込む
- 馬毛のブラシを使用して、丁寧にブラッシングする
- 柔らかい布で乾拭きし、ツヤを出す
- 必要があれば、防水スプレーをかけてコーティングする
※レザークリームを塗る際には、色ムラにならないように均一に塗ってください。
オイルレザーを取り扱うときの注意点
オイルレザーを長く愛用するためには、取り扱いにも注意が必要です。ここでは、オイルレザーを取り扱う際の注意点をご紹介します。
色落ちに注意
オイルレザーは、豊富なオイルが含まれているため、色移りしやすいという特性があります。具体的には、水濡れや摩擦が生じた際に、色落ちや色移りのリスクが高まるため、雨の日や汗をかいてしまったときには注意しましょう。手入れの仕上げに防水スプレーを使用すると色落ちしにくく、扱いやすくなりますよ。
カビに用心する
オイルレザーは、油分を多く含んでいるため、カビが生えやすい傾向にあります。正しく保管していれば心配ないのですが、汚れが付着したままジメジメとした湿度の高い場所に置いていると、カビの原因になってしまいます。一度カビが生えてしまうとなかなか取り除けないため、普段の取り扱いに注意して、カビを予防しておくことが大切です。
- 普段からこまめにブラッシングを行い、汚れを取り除く
- 風通しの良いところで保管する
- 手入れの仕上げには、専用のスプレーを使用し、カビを予防する
上記の3点に気をつけていれば問題ないでしょう。
ホコリが付着しやすい
オイルレザーは油分が多く表面がしっとりとしているため、他の革製品と比較するとホコリが付きやすいです。カビを予防し、触り心地の良い質感をキープするためにも、ホコリはこまめに取るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。オイルレザーの特徴や手入れの方法、取り扱う際の注意点をご紹介しました。オイルレザーは、その独特のツヤや柔らかさが魅力の、素晴らしい革素材です。一口にオイルレザーといってもさまざまな種類があり、その特徴や風合いは個性があるので、好みのものを見つける時間も楽しみの1つです。お気に入りのオイルレザーアイテムを手に入れたら、ぜひ正しくケアして、長く愛用してくださいね。
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掲載元
LAST Drip Designs co.,Ltd
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