ヌバックの3つの特徴やメンテナンス方法まとめ
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温かみのある雰囲気と、優しい肌触りが心地よい「ヌバック」。寒くなってくると、目にする機会が増えてくる、秋冬に人気の革素材です。この記事では、ヌバックの特徴やおすすめの手入れ方法、取り扱う際の注意点をご紹介します。ヌバックをまだ手に取ったことない方にもわかりやすく説明するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
ヌバックとは?
ヌバックとは起毛革の一種で、温かみがあり柔らかい触り心地が人気の素材です。革の表面をヤスリなどで摩擦することで、毛羽立った質感に仕上げます。ヌバックはもともと鹿の革を使用していたため、ヌバック(nubuck)という名前は、英語でオスの鹿を意味する「buck」からきています。近年では流通量が豊富な、牛革が使用されていることが多いです。
似ているとされるヌバックとスエードの違いは、毛足の長さと厚み、起毛加工を行う面の違いにあります。ヌバックは厚みがあり、毛足が短いことが特徴の素材です。またヤスリがけは「表」側に施すため、光沢の少ないマットな質感を表現できます。
一方スエードは、毛足が長いため、フワフワとした起毛感が魅力の素材です。革の「裏」側にヤスリがけを行うため、高い耐久性を備えた仕上がりになります。また素材には、豚革が使用されるのが一般的です。
ヌバックの特徴
ここでは、ヌバックの特徴をご紹介します。
触り心地がしっとりと柔らかい
ヌバックは、柔らかい短毛が革の表面をびっしりと覆っているため、手で触ったときにしっとりとしなやかな感触があります。ヤスリを使用して革の表面を丁寧に削っているため、独特の起毛と手触りの良さが生まれるのです。手触りを重視したアイテムをお探しのときには、ヌバック製品がおすすめです。
耐久性に優れている
ヌバックは十分な厚みがあるため、耐久性に優れています。丈夫な質感を活かして、登山用シューズの素材としても使用されるほどです。基本的なメンテナンスをしっかりと行えば、長期にわたってきれいな起毛感をキープできるでしょう。
希少価値が高く高級
起毛革は、希少価値や流通量によって、取り引き価格が大きく異なります。ヌバックは、高級な牛革を使用しているため、市場価格が高めに設定されています。上品なイメージもあるため、ワンランク上のおしゃれを楽しみたい方にはおすすめの素材です。
ヌバックの手入れ方法
ここでは、ヌバックを長く愛用するために押さえておきたい、手入れの方法をご紹介します。
- まずはワイヤーブラシや馬毛などのブラシを使って、毛の間に入っている汚れを落としましょう。日々のメンテナンスは、ブラッシングだけで問題ありません。
- なかなか落ちない汚れには、スエード専用のクリーナーを使用し、優しくブラシで擦りながら落とします。
- 汚れが落ちたら、柔らかい布で泡を拭き上げて風通しの良い場所で乾かします。
- ヌバックは水濡れに弱いため、仕上げに防水スプレーを吹きつけて、水や泥汚れの対策をしておきましょう。
ヌバックを取り扱うときの注意点
ヌバックは、耐久性に優れている反面、水が染み込みやすく雨染みができやすいというデメリットがあります。もしもヌバック製のアイテムが水に濡れてしまったら、シミになってしまう前にしっかりケアをしておきましょう。メンテナンスの際に防水スプレーをかけておくことが1番良いのですが、もしも濡れてしまったときには水気をしっかりと拭き取ってやさしく乾かしてください。
また薄い雨染みであれば、軽くブラッシングすれば目立たなくなるでしょう。なかなか落ちない場合には、革製品専用のサンドペーパーで、軽くこすってみてください。
まとめ
いかがでしたか。ヌバックの特徴や、手入れの方法、取り扱う際の注意点をご紹介しました。ヌバックは、柔らかい手触りの良さが魅力の素材です。また見た目にも温かみがあるため、秋冬のファッションアイテムにも幅広く取り入れられています。流行廃りに左右されることがなく、長期にわたって使えるアイテムなので、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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掲載元
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