【ヌメ革のカビの落とし方】カビが生える原因と対策も解説!
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しまっていたヌメ革製品にカビを見つけてショックを受けた経験はありませんか?表面に仕上げ加工をほどこしていない「ヌメ革」は、革の中でも特にカビが生える可能性が高い素材です。そこでこの記事では、ヌメ革のカビの落とし方を紹介していきます。また、ヌメ革にカビが生える原因と、カビを生やさないためにできる対策も紹介。「大切なヌメ革アイテムにカビが生えてしまった!」という方はぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
ヌメ革のカビの原因
まずは、ヌメ革にカビが生えた時に考えられる2つの原因を紹介します。
湿度の高い場所に置いていた
ヌメ革をはじめとする革製品にカビが生えた場合、置かれていた環境が原因である可能性が高いです。カビは高音、多湿、そして栄養が豊富な環境で発生しやすくなります。カビが発生しやすいのは、室温20〜30度、湿度75%以上の状態。また革の主成分であるタンパク質や油分はカビの栄養になります。
汚れを放置していた
カビ菌は汚れも栄養とするため、汚れている場所も好みます。つまり、ヌメ革の表面の汚れを放置することで、より生えやすく繁殖しやすい環境になるのです。
ヌメ革のカビの落とし方
ここからは、ヌメ革に発生したカビの落とし方を4種類紹介していきます。
革専用カビ取りクリーナーを使用する
革専用のカビ取りクリーナーを使用するのが、最も基本的な革のカビの落とし方です。シンナーや除光液、アルコールなどといった薬品は、革の表面を傷めたり変色させたりするリスクが大きいので避けましょう。カビ取り用を持っていない場合は通常の革クリーナーや革用消しゴムなど、革専用のケア用品を試してみてください。
拭き取る&天日干し
濡らしてかたく絞った布で表面を優しく拭き取り、カビをできるだけ落とします。次に、日光に当たる場所において天日干しし、紫外線による殺菌効果でカビの繁殖を防ぎましょう。ただし、強い直射日光に当てると乾燥してひび割れる場合があります、またヌメ革は日焼けしやすいため、一部に影がかかっていると色ムラができるので注意してください。
重曹水を使用する
水100mlに対して小さじ1の重曹を溶かして重曹水を作り、布に少量を含ませて、カビ部分を優しく拭き取るという方法が有効な場合もあります。しかし、重曹がヌメ革の油分を取りすぎて拭いた部分が白くなってしまう可能性があるリスクが伴う方法なので、重曹水を試すのは最後の手段としてください。
ひどい場合はプロに依頼する
上記の方法でも落とせない場合は、革メンテナンス・クリーニングの専門業者にまかせることをおすすめします。革の内部にまでカビが生えている場合、表面を傷めることなく自分で取り除くのは不可能です。信頼できる専門店に依頼しましょう。
ヌメ革のカビ対策!生やさないためには?
最後に、ヌメ革にカビを生やさないために普段からできる対策方法を紹介します。
保管の前にお手入れ
ヌメ革のアイテムを保管する際は、必ず保管前にお手入れをして表面の汚れを落とすことが大切です。馬毛ブラシでブラッシングしてほこりや砂などを落とし、レザークリーナーやクリームで粘着性のある汚れも落としつつ保湿しましょう。
乾燥した場所に保管
保管場所は、湿気のこもらない乾燥した場所を選びます。高温多湿になりやすいクローゼットやタンスの奥に入れたり、密封容器に入れたりするのはおすすめできません。通気性の良い不織布などのカバーをかけてほこりや日焼けを防いだうえで、通気性の良い日陰に置きましょう。箱にしまう場合は定期的に蓋を開けて湿気を逃し、またどうしてもクローゼットやタンスにしまう場合は除湿剤を活用するとカビを防げます。
防カビスプレーを使う
革専用の防カビスプレーを使ってカビを予防する手段もあります。ただし製品によってはヌメ革には使用できないものや、シミになるものもあるため、購入前によく調べることをおすすめします。
ヌメ革にカビを発見したら落とし方を試そう
ヌメ革のカビの落とし方を紹介しました。まずは正攻法として「革専用カビ取りクリーナー」を使ってみるのがおすすめ。クリーナーが手元になく今すぐカビを落としたいという場合は、拭き取りと天日干しを試してみてください。しかしヌメ革をはじめとする革製品は、一度カビができると元通りにするのが難しい素材です。今後はカビを生やさないための対策を心がけながら使用・保管していくようにしましょう。
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掲載元
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