クリアPVCで作ったポーチやリュック、トート、ショルダーバッグなどは、コーディネートに自然に溶け込むファッションアイテムとして人気が高まっています。しかし、いざ使おうとすると汚れや黒ずみが付いていて、せっかくの透明感が失われてしまっていることもしばしば。クリアPVCの特徴でもある透明感を取り戻すためには、果たしてどのようにして汚れを落とせばよいのでしょうか？

今回はクリアPVCに付いた汚れをきれいに落とす方法について解説していくので、これから使うクリアバッグが汚れていて困っている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね！

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クリアPVCの汚れを落とす際の注意点

PVCは耐水性や耐薬品性に優れており、水拭きや中性洗剤を使った汚れ落としも可能な素材です。しかし、熱や衝撃に弱いため、次の2点には注意が必要です。

• 高熱を加えると軟化し、変形や変色を起こすので、汚れを落とす際に熱湯は使用せず、ぬるま湯を使用する
• 衝撃に弱く、傷がつきやすい素材なので、擦って汚れを落とす際のブラシは毛先の柔らかいものを使用する。

また、水分や薬品が残ってしまうとその部分が変色する可能性があるため、汚れを落としたら必ず乾拭きを行ってください。

クリアPVCの汚れを落とす方法

では、クリアPVCの汚れを落とす方法をアイテム別にご紹介していきます。使用する物はどれも日常品としてよく利用し、比較的手に入りやすいものばかりなので、愛用品を長持ちさせるためにもここで正しいやり方を覚えてください。

水拭きで落とす

まず汚れや黒ずみを見つけたら、柔らかい布を2枚と毛先の柔らかなブラシを用意し、水拭きを実践してみましょう。

最初にブラシで表面の汚れをある程度取り除いたら、次に布を1枚濡らし、水気をしっかり絞ったら擦らず優しく触れるような感覚でゆっくり落としていきます。汚れが落ちたら最後にもう1枚の布で乾拭きし、水分をしっかり拭き取って下さい。水分が残るとその部分が変色し、シミになってしまう可能性があるので、残さないように注意しましょう。

中性洗剤で落とす

水拭きでもダメならぬるま湯と中性洗剤を用意し、汚れを落としてみましょう。

用意したぬるま湯に洗剤を適量入れて洗浄液を作ります。洗浄液に布を浸したら水が滴らない程度に絞り、優しく汚れを拭いてみましょう。最後は水のみを湿らせたタオルで表面に付いた洗浄液を落とし、最後に乾拭きで仕上げます。洗浄液の温度が高すぎると変形や変色を起こすので、注意してください。

消しゴムで落とす

ピンポイントの小さい汚れを落とす際には消しゴムが有効です。ボールペンの消しゴムや砂消しゴムは表面を傷つけてしまい、最悪破れなどの原因にもなるので使用しないでください。汚れの部分を消しゴムで傷つけない程度に擦ってみましょう。

ベンジン・シンナーで落とす

水拭き、中性洗剤、消しゴム、どれを使っても汚れが落ちない際はベンジンやシンナーの利用を検討しましょう。但し、ものによっては変色する場合もあるので、目立たない場所で試してから使用することをおすすめします。

まず乾いた布に溶剤を染み込ませ、汚れの部分を擦っていきます。汚れが落ちたら水を湿らせた布で溶剤を拭き取り、最後に陰干しすれば完了です。汚れを落とす手法としては一番効果が高いものの、リスクの高さもナンバーワンです。その点を十分に考慮したうえで試してみて下さい。

どうしても落ちない場合は

• 水拭きや洗剤を試したが、やはり汚れが落ちない
• ベンジンやシンナーはリスクが高くて使用したくない

こういった場合はクリーニング店に相談してみるのも1つの方法です。私達もいろいろな手法でチャレンジすることはできますが、やはり汚れに関する知識や経験は専門業者のほうが遥かに豊富です。セルフクリーニングに自信がない方はこういったプロの職人に一任することをおすすめします。

まとめ

使用を楽しみにしていたクリアPVC素材のバッグが汚れていたり、黒ずんでいたりしていると、せっかく透明感が台無しです。そんな時は諦めずにまずは自分で汚れ落としにチャレンジしてみましょう。擦りすぎや熱湯の使用、溶剤の使用にはリスクがあるので、充分に注意してください。もし自信がなければクリーニング店に相談するのも1つの方法です。諦めずにぜひ色々な手段を試してみてくださいね！

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