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カーテンやデスクマットなどの生活雑貨からポーチやトートバッグなどのファッションアイテムまで、幅広く利用されているクリアPVC。耐水性や耐久性に優れ、お手入れもしやすいとあって、もはや私達の生活に欠かせない素材になっています。しかし、気になるのが使っているうちに出てくる黄ばみ。果たしてこの黄ばみは落とすことができるのでしょうか。

結論からお伝えすると、黄ばみを落とすことは可能です。そこで今回は、黄ばみを落とすアイテムや方法について詳細に解説していきます。せっかく使おうと思っていたクリアPVCアイテムが黄ばんで困っているという方はぜひご覧ください。

この記事を読むための時間：3分

クリアPVCが黄ばむ原因とは

クリアPVCが黄ばむ原因としては、次の3つが挙げられます。

• 紫外線による劣化
• たばこのヤニ汚れ
• 素材に含まれる添加物の化学変化

PVCは太陽の光や自宅の蛍光灯から放たれる紫外線で変質や劣化を起こし、黄ばむことがあります。また、自宅でタバコを吸っている場合、含有物であるタールが「ヤニ汚れ」となり、PVCに黄ばみを発生させることもあるでしょう。こういった点に配慮し、置き場所に細心の注意を払ったとしても、素材そのものの添加物が経年劣化によって化学変化を起こし、黄ばんでくる場合もあります。

クリアPVCの黄ばみは何を使えば落ちる？

大切にしていたクリアPVCのポーチやバッグが黄ばんでしまっても、落ち込む必要はありません。ひどい汚れでなければ、どこの家庭にでも置いてあるようなアイテムを使って黄ばみを落とすことができます。では、どのようにすればきれいに落とせるのか、使用するアイテム別に解説していきます。

キッチン用クリーナー

たばこのヤニや食べ物のシミ、皮脂汚れなど、酸性の汚れによる黄ばみはキッチン用クリーナーを使ってきれいにすることができます。PVCは耐薬品性に優れており、水拭きもできるなど、お手入れしやすいのも特徴の1つ。但し、洗剤で汚れを落とした後は水拭き、乾拭きを行い、表面に水分や薬品を残さないようにしてください。

重曹

黄ばみの原因となる汚れは、そのほとんどが酸性の性質を持つので、アルカリ性の重曹を使っても落とすことが可能です。水と重曹を1：3の割合で混ぜ合わせ、汚れた部分に霧吹きなどで液体を吹き付けて優しく拭いていきます。重曹は研磨効果も高いので、擦りすぎには充分注意しましょう。

台所用漂白剤

アルカリの性質を持ち、漂白効果も高い台所用漂白剤を水で5倍に薄めて使用すると、黄ばみがきれいに落とせます。薄めた液体をスプレーで吹き付け、汚れが浮き出たところを布で拭き取っていきましょう。他の洗剤と同様、薬剤が表面に残らないように、乾拭きは忘れずに。

酸素系漂白剤

紫外線による日焼けや、経年劣化による添加物の化学変化による黄ばみは酸素系漂白剤を使うと上手く落とせます。まず酸素系漂白剤を表記通りに水で薄めてそこにPVC製品を浸します。この時日光に晒すようにするのがポイント。太陽光により化学変化が起き、黄ばみの原因となっている色素を分解してくれます。

オキシドール

キッチンペーパーにオキシドールを含ませて黄ばみの部分に密着させ、上からラップをかけて1~2時間放置しておくときれいに落とせます。但し着色されているPVC製品だと色落ちする可能性があるため、目立たない場所で試してから実施してください。また、オキシドールは肌荒れを起こす場合があるので、素手では触らずに手袋を装着しましょう。

まとめ

クリアPVCを素材にした製品の黄ばみはキッチン洗剤や漂白剤など、どこの家庭にもあるようなアイテムできれいに落とすことが可能です。たばこのヤニ汚れや食べ物のシミなどによる黄ばみはアルカリ性の重曹を薄めて使っても、きれいに落ちます。経年劣化による黄ばみは酸素系漂白剤+日光で落としてみましょう。黄ばみをきれいに落としながら愛用している製品と少しでも長くお付き合いください。

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