レザー汚れ、傷が気になる?汚いと思うか綺麗と思うかは実は自分次第!革との上手な付き合い方のススメ
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愛着のあるレザー製品、ちょっとしたハプニングで汚れやキズがついてしまうこと、ありませんか?バッグや靴、ジャケットなど、使い込むほどに趣が出るレザーですが、突然の雨や食事中のアクシデント、ペットのいたずらなど、思わぬシミやキズができてしまうことも。
でも大丈夫、正しいケア方法を知っていれば、これらのトラブルも上手に乗り越えられます。この記事では、「レザーが汚れやすい環境」とその対策、「レザーの正しいお手入れ方法」を紹介。さらに、汚れや傷を気にしすぎずに、使い続ける中での美学も探求します。あなたのレザーライフがより長く、そして心地よくなるヒントが詰まっていますよ。
レザーが汚れやすい環境とは
レザー製品はその美しい外観と耐久性で多くの方に愛されていますが、日常生活では思わぬ環境で汚れや損傷を受けやすいものです。この章では、レザーが汚れやすい具体的な状況とその予防策について解説します。
①不意打ちの雨にうたれてシミになる!
突然の雨はレザーの大敵。水滴がシミとなって残ることがあります。特に、レザーが完全に乾く前に濡れた状態で放置されると、シミが定着しやすくなります。雨が予報される日は、原則、革鞄はお休みさせるのが得策ですが、どうしてもの場合には防水スプレーで撥水処理を施してお出掛けすることをオススメします。
②食事中、油やドレッシングが飛んでシミになる!
お友達とのショッピング、つい周りを忘れて食事に夢中になることも。そんな時こそ、気付かないうちにスープやドレッシングなどの油汚れが飛沫して大切なレザーバッグが気付かいないうちに汚れてしまうもの。これが意外に厄介で、レザー表面に付着すると取り除くのが大変です。食事をする際はレザー製品をテーブルの下にしまったり、カバーをかけておくようにしましょう。
③ボールペンなどのインクが飛んでシミになる!
ビジネスシーンで特に注意が必要なのがインク汚れ。ボールペンや油性マジックなどのインクは一度レザーに付着するとほぼ落ちることはありません。ペンの取扱いには十分注意し、ペン類を使わない時はキャップをしっかりと閉めるようにして、同じくレザー製品は筆記具の周りに置かないようにしましょう。
④濡れた革同士がひっついて移染してシミになる!
雨や湿気で濡れた色違いのレザー製品を重ねてしまうと、革に含まれる染料が水分に溶け込んで色移りすることがあります。例えば、濡れたバッグが他のバッグに触れ、その色が移染。こんな事態を避けるためには、濡れたレザー製品はしっかりと乾燥させることが重要です。
⑤手に汚れが付着したまま触って黒ズミができる!
日常生活での手の汚れは意外と見落としがち。手に付いた食べ物の油分や化粧品の成分が、レザーに黒ずみやシミを作る原因に。手を清潔に保つことが、レザー製品を綺麗に使うコツです。
⑥コンクリートや壁に擦ってキズがつく!
外出時にはカバンや靴が無意識のうちに壁やコンクリートに擦れることも。これらの摩擦が意外なキズの原因に。特にカバンは常に気をつけて、壁から少し離れて歩くことを心掛けましょう。
⑦犬や猫にかじられてキズがつく!
ペットのいたずらもレザー製品にとっては脅威です。特に犬や猫はかじることが好きなため、手の届かない場所に保管することが大切です。また、ペット専用のおもちゃを用意して、レザー製品への興味をそらす工夫も効果的です。
この章では、いかに日常生活でレザー製品の傷や汚れの原因となるきっかけがあるかを紹介してきました。しかし、安心してください。ちょっとした傷や汚れは正しいケア方法を知っておけば、その度合いを緩和することができます。次の章では、簡単な日常ケアの方法を紹介します。
レザーの正しいお手入れ方法
レザー製品はその上質な素材感と耐久性から多くの人々に愛されていますが、意外とケア方法は知らないものですよね。簡単かつ正しいお手入れ方法を身につけることで、傷や汚れを心配することなく長く愛用することができます。
日常生活で傷をつけずに使う方が難しい・・・
レザー製品は前の章でも紹介したとおり日常生活における外的要因や、バッグの中でさえも鍵やボタン、ジッパーなどの小物同士の干渉によって傷がついたりするものです。無意識のうちに傷や汚れをつけてしまったという経験は誰しもが通る道ですよね。
まずは日常のお手入れ方法を知っておこう!
日々のお手入れとしては、柔らかい布でレザーの表面(銀面)を優しく拭いて「汚れ」を拭き取ることが大切です。乾いた布でサッと汚れを取り除き、月に一度はレザーケアクリームで保湿とレザーの表面に油膜を張ってあげると汚れが付着し辛く、小さい傷くらいであれば自然と馴染んでいきます。
傷や汚れを付き難くする予防策
予防策としては、防水スプレーやレザーメンテクリームを使用して撥水効果を高めておくのが大切です。使いはじめる前に、これをするかしないかで、シミ汚れの付着度合いは大きく変わってきます。雨の日の予報がでていたら、事前に防水スプレーをしておくことで水滴によるシミを防げます。
※レザーによって防水スプレーと相性が悪いものもあるので、事前に購入したブランドやお店に確認してお使いになることをオススメします。
もしふいに汚れが付いた時の対処法
うっかり汚れてしまった場合は、慌てずに対処することが大切です。水溶性の汚れであれば、乾いた布で軽く叩くようにして取り除き、油性の汚れの場合は下手に触りすぎずに汚れを拭き取り、水・油も同様にその後にはレザーケアクリームなどで保湿します。
傷がついた場合も同様に、傷に付着した汚れをまずはサッと払い落して、ケアクリームを塗って今以上に傷が広がらないようにケアすることが大切です。
強くこすりすぎたり、焦って適さない薬品でケアをすると色落ちや逆に色濃くなって目立つ原因になるので注意しましょう。
プロのクリーニングを頼ることも大切
自宅でのケアだけでは落としきれない汚れや傷は、プロのクリーニングサービスを利用することも頭に入れておきましょう。近年では、革専門のクリーニング店が多く存在します。専門の技術を持つプロならではのケアはレザー製品をより長く美しく保つ手助けとなります。
「革 クリーニング」などで検索すると様々なクリーニング店がでてきますので、自身の汚れ方に近い事例を紹介している店舗を見つけたらまずは電話ヤメール問い合わせをして相談してみましょう。
傷や汚れとの上手な向き合い方
レザー製品を長く愛用していく上で、避けられないのが傷や汚れです。しかし、これらは必ずしも悪いことではなく、場合によっては製品の独自の味として受け入れることも大切です。ここでは、レザー製品と共に生活していく中での、傷や汚れとの賢い向き合い方をご紹介します。
自分の感覚で決める「綺麗」「汚い」の基準
「このレザーはもう古いからダメ…汚いから捨てようかな…」と思いがちですが、傷一つ一つにレザーならではのストーリーがあります。例えば、バッグに付いた小さなキズは、初めての海外旅行の際にできたものかもしれません。
このように、傷や汚れを経験の証として捉え、自分だけの「綺麗」「汚い」の基準を確立することが、レザー製品との長い付き合い方への第一歩です。周囲の目よりも、自分の感覚に誠実になることが、真の愛着につながります。
レザー製品との長期的で穏やかな向き合い方を見つけよう
レザー製品は使うほどに手になじみ、色や質感が変化していきます。この自然な経年変化を楽しむために、日常的なケアが欠かせません。レザー専用のクリーナーで定期的に汚れを落とし、コンディショナーで保湿を怠らないことが基本です。
しかし、あまりに神経質になりすぎず、小さな傷やシミにはあえて手を加えず、時の経過と共に自分だけの特別な風貌を手に入れることも、レザー製品との穏やかな向き合い方の一つです。余裕をもって、そのプロセスを楽しんでください。
このように、レザー製品と上手に向き合うことで、ただのファッションアイテムではなく、長年連れ添うパートナーのような存在にもなってくれます。自分自身のライフスタイルに合わせたレザー製品のケア方法を見つけ、共に年月を重ねていく楽しみを感じてみてはいかがでしょうか。
まとめ
レザー製品は高級感があり、長持ちするために多くの人に愛されていますが、日常生活の中でうっかり傷や汚れがついてしまうことも少なくありません。この記事では、レザーが汚れや傷つきやすい環境とその予防策、正しいお手入れ方法について詳しく解説しました。
特に、レザーが汚れやすい瞬間として挙げたのは不意の雨、食事中の油やドレッシングの飛び散り、インクの飛び散り、濡れた革同士の触れ合いや手の汚れからの黒ズミ、擦れによるキズ、そしてペットによる傷つけなどがあります。これらを避けるためには、日頃からの注意が必要ですが、万一汚れがついてしまった場合には、適切な対処方法を行うことが肝心です。
レザーのお手入れには、日常的に傷や汚れがつきにくくする予防策を行うこと、そして汚れが付着した際の迅速な対処が重要です。特に、汚れが乾燥してしまう前にクリーナーで拭き取る、必要に応じて専門のクリーニングサービスを利用するなどが効果的です。
最後に、レザー製品は使用するほどに味わいが出てきます。なので、「綺麗」「汚い」という一時的な基準に囚われず、長期的な視点で穏やかに向き合うことが、レザー製品をより深く愛することにつながるでしょう。自身の生活スタイルに合わせてレザー製品と共に過ごす知識と経験を深め、それを大切に扱うことで、より豊かなファッションライフが実現します。
この記事を通じて、レザー製品の魅力を再確認し、適切なケア方法を身につけて、長く愛用できることを願っています。
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掲載元
LAST Drip Designs co.,Ltd