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革・レザー・本革の違いは?意味を正しく知るためのガイド

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革製品の魅力に惹かれる一方で、「革」「レザー」「本革」という用語の違いに戸惑ったことはありませんか?この記事では、これらの基本概念から始めて、それぞれの定義や特徴を明確に解説します。

 

歴史的背景から、これらの素材がどのように進化してきたかを理解しながら、具体的な特性や利用法、メンテナンス方法についても学びます。さらに、革製品を選ぶ際の注意点として、偽物との区別方法や長持ちさせるためのケア方法についても詳述します。

 

情報満載のこのガイドは、革製品をより深く理解し、正しい選択をするための必須リソースとなるでしょう。この記事を読むことで、革に対する知識を深め、自信を持って最適な革製品を選べるようになります。

 

革・レザー・本革の基本概念

 

 

革、レザー、本革という言葉は、日常生活で頻繁に耳にするものです。しかし、それぞれの言葉が指す意味や特徴について詳しく知っている人は少ないかもしれません。この記事では、これらの素材について基本的な概念を解説し、各々の違いや歴史的背景について詳しく説明します。

 

それぞれの定義

まず、革、レザー、本革の定義について見ていきましょう。これらの用語はいずれも動物の皮から作られた素材を指しますが、その加工方法や使用目的によって異なる名称が用いられます。

 

革とは

革とは、動物の皮を化学処理などの工程を経て製造された素材のことを指します。牛、豚、羊、鹿など、さまざまな動物の皮が素材として使われることが一般的で総じて革と表現します。動物で区別する場合には牛革、豚革、羊革、鹿革などと革の前に動物の種類が記されることがほとんどです。革は丈夫であり、かつ柔軟性を持つことから、衣類、靴、バッグ、家具など、さまざまな製品に利用されます。

 

レザーとは

レザー(Leather)は、「革」を英語表記した場合の読み方ですが、日本語における「レザー」は、特に加工された革を指すことが多いです。タンニンレザー、クロムレザー、ブライドルレザー、オイルレザー、サドルレザーなど加工方法の呼称が「レザー」の前につくことが多く、原材料の変化(鞣し加工後の染色や表面加工など)に伴う仕上げの違いによって呼び名が変わります。こういった区別されたものも総じて表現する場合にも「レザー」という用語が使われています。

 

本革とは

本革は、天然の動物の皮を原材料に使った革素材のことを指します。その反対に、合成樹脂などを使用して革調の生地が存在することをご存知でしょうか?革調の生地を「合成皮革」と呼びます。革に見立てた生地が「合成皮革」であるのに対し、動物の皮を用いて作られるものが「本革」です。本革は、時間が経つにつれて独自の「経年変化」をし、使用するほどにその人独自の風合いが出てきます。

 

歴史と背景

革の使用は古代から続くもので、紀元前3500年頃のエジプト古代文明にまで遡ります。初めは狩猟した動物の皮をそのまま使い、後に防腐処理や「なめし」という技術が発展しました。中世ヨーロッパでは、革製品は貴族や騎士の象徴として重宝され、産業革命以降は加工技術の進化により、一般的な市民にも手が届く素材となりました。

 

日本でも奈良時代には革が使われ始め、鎌倉時代には革工芸の技術が高まりました。現代ではファッションだけでなく、自動車の内装や家具など幅広い用途で革製品が利用されています。歴史を通じて、革は常に人々の生活に密接に関わっており、その加工技術も絶えず進化してきました。

 

技術の進化により、人工皮革や合成皮革といった新素材も登場し、環境負荷の軽減や資源の有効利用などが求められる現代では、これらも重要な選択肢となっています。しかし、やはり天然素材である本革の持つ独自の質感と耐久性は、いまだに多くの人々に愛され続けています。

 

 

革・レザーの特性と利用法

 

 

革・レザーは、古代から現代に至るまで、多くの文化や産業において非常に重宝されています。その特性と多様な利用法は、どの時代においても重要な役割を果たしてきました。この章では、革とレザーに関する特徴とその加工法、さらに具体的な用途やメンテナンス方法、そして品質と耐久性に関する知識を深めていきます。

 

革・レザーの意味

革とレザーは、動物の皮から作られる天然素材で同一のものを指してはいます。また、革とは、動物の「皮」が鞣し処理を施すことで「革」へと変化したものであり、そこから加工法によって、呼び名が変わります。

 

例えば植物の渋を用いて鞣された革は「タンニンレザー」と呼ばれ、塩基性硫酸クロム塩とよばれる化学薬品を用いて鞣された革は「クロムレザー」と呼ばれたりします。植物鞣しは、天然のタンニンを利用して皮を鞣す方法で、時間はかかるものの、環境に優しいという利点があります。一方、クロム鞣しは化学薬品を使用して短時間で処理を行う方法で、より柔軟で耐久性のあるレザーを得ることができます。

 

革・レザーの用途とメンテナンス

革とレザーは、その耐久性と美しい外観から様々な製品に利用されています。衣類、靴、バッグ、家具、そして自動車の内装など、日常生活のあらゆる場面で見ることができます。特にファッション業界では、季節やトレンドにかかわらず常に高い需要があります。

 

メンテナンスには、定期的なクリーニングと保湿が欠かせません。革製品はホコリや汚れを取り除き、専用のクリームやオイルで保湿することで、長持ちさせることができます。また、湿気や直射日光を避けて保管することも重要です。レザーは特に柔軟性を保つために、時折形を整えてあげることが必要です。

 

革・レザーの品質と耐久性

革とレザーの品質は、その加工法や使用される動物の種類によって大きく異なります。良質なレザーは、しなやかで柔らかく、かつ耐久性が高い特徴があります。また、手触りや見た目の美しさも大きな指標です。

 

耐久性に関しては、使用頻度や環境条件に左右されますが、適切なメンテナンスを行うことで、十年以上も持つことができることもあります。タンニン鞣しの革製品やレザー製品は、その耐久性と次第に風合いが増す特性から、一部の消費者にとっては更なる価値があるとされています。

 

以上のように、革・レザーはその特徴や用途に応じてさまざまな形で私たちの生活に寄与しています。その特性や加工法、用途、そして品質と耐久性に関する基本的な理解を深めることで、より良い選択やメンテナンスが可能となります。

 

 

革製品の選び方と注意点

 

 

革製品を選ぶ際には、品質や耐久性、その後のケア方法など、多くの要素を考慮する必要があります。良質な革製品は長く使えるだけでなく、使い込むほどに風合いが増す魅力があります。しかし、市場には本革の高品質な製品だけでなく、見た目が似ているフェイクレザーも多く存在します。ここでは、偽物と本物を見分けるポイントと、革製品を長持ちさせるためのケア方法について詳しく説明します。

 

偽物(フェイクレザー)と区別するポイント

革製品を購入する際、本革かフェイクレザーかを見分けることは非常に重要です。まず、革の表面をよく観察してみてください。本革は自然なシボや傷があり、一つ一つの表情が異なります。一方、フェイクレザーは工業製品であるため、表面が均一でパターンが繰り返される傾向があります。また、手で触れた時の感触も大きな違いがあります。本革は柔らかく、独特の暖かさが感じられ、しっとりとした手触りが特徴です。

 

さらに、匂いも判断の一つの指標となります。本革には独特の香りがあり、天然の動物の皮革であることがわかります。フェイクレザーにはプラスチックや化学物質の匂いがすることが多いです。加えて、価格も一つの指標となります。本革製品は製造工程が複雑で時間がかかるため、通常、フェイクレザー製品よりも高価です。しかし、高価な商品すべてが本革であるとは限らないため、必ず他のポイントも確認しましょう。

 

最終的に信頼のおけるブランドや店から購入することが、偽物を避ける最も確実な方法です。信頼性のある店舗では、製品の素材や製造過程について詳しく説明してくれるでしょう。商品のタグや説明書きに「Leather」や「革」と記載されている場合もありますが、それだけで判断せず、全体的な観察や触感で確認することが重要です。

 

長持ちさせるためのケア方法

革製品を長く愛用するためには、適切なケアが不可欠です。まず、使用後は柔らかい布で軽く拭き取ることを習慣にしましょう。汗や汚れが表面に残ったままだと、革が硬くなったり変色したりする原因となります。革専用のクリームやオイルを使って、定期的に保湿をすることも重要です。こうすることで、革が柔らかさを保ち、ひび割れを防ぐことができます。

 

また、革製品を保管する際は、直射日光や高温多湿の場所を避けることが大切です。日光に長時間さらされると、色あせや乾燥の原因となります。陰干しや風通しの良い場所で自然乾燥させることを心がけましょう。さらに、使用しない期間が長い場合は、適度に湿度を保った環境での保管が推奨されます。湿気が多すぎるとカビが発生する恐れがあるため、湿気取りを使用することも効果的です。

 

最後に、防水スプレーの利用もおすすめです。雨の日に使用することが想定される場合は、防水スプレーを事前に使うことで、水分を弾く効果があります。ただし、スプレーを使用する前に目立たない部分で試して、革の色や質感に変化がないか確認してから使用しましょう。

 

これらのケア方法を取り入れることで、大切な革製品を長く、美しく保つことができます。正しい知識を持ち、適切にケアすることで、革製品はその価値をさらに高め、いつまでも愛用できるアイテムとして役立つでしょう。

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– Leather collection –

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掲載元

LAST Drip Designs co.,Ltd

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