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本物のヌメ革とは?|本ヌメ革とヌメ革の違いは染色の有無にあり!

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ヌメ革は、その質感と経年変化の美しさで多くの人々に愛されていますが、「本ヌメ革」と「ヌメ革」の違いをご存知でしょうか?

 

この記事では、ヌメ革の基本定義や特性、製造工程に加え、本ヌメ革との違いについて詳しく解説します。特に注目すべきは、染色の有無による差異で、この点が風合や使用感に大きな影響を与えます。さらに、高品質なヌメ革製品の選び方や、長持ちさせるための手入れ方法もご紹介します。経年変化を楽しみつつ、お手入れ次第で長く愛用できるヌメ革製品を選ぶためのポイントが満載です。

 

この記事がヌメ革の世界を深く理解し、あなたにぴったりのヌメ革製品を見つける手助けとなれば幸いです!

 

ヌメ革とは何か

 

 

ヌメ革は、その高い耐久性と美しい経年変化で人気がある革製品の一種です。この章では、ヌメ革の基本定義、特性と特徴、そして製造工程について詳しく説明します。

 

ヌメ革の基本定義

ヌメ革とは、植物タンニンで鞣された天然皮革を指します。「鞣し(なめし)」とは、動物の皮を処理して柔らかくし、耐久性を持たせる工程のことです。ヌメ革の製造には合成化学物質をほとんど使用せず、植物の樹皮や果実などの天然タンニンを用いるため、エコフレンドリーである点も特徴の一つです。このため、環境に優しい素材としても注目されています。

 

ヌメ革の特性と特徴

ヌメ革の特性には、以下のようなものがあります。まず第一に、自然な風合いが挙げられます。ヌメ革は表面にコーティングを施さないものがほとんどのため、革本来の質感や色合いを楽しむことができます。また、ヌメ革は使いはじめは硬さを感じるものの自然と柔らかくなり、使い込むほどに手になじむ独特のフィット感を持っています。これにより、時間が経つにつれて使用者の使い方に応じた個別の経年変化が現れます。この経年変化は、「エイジング」とも呼ばれ、深みのある色に変わり、光沢が増し、より一層の魅力が加わります。さらに、適度な吸湿性も持ち合わせており、蒸れにくいため快適です。

 

ヌメ革の製造工程

ヌメ革の製造工程は、伝統的な技術と時間をかけた手間が必要です。まず、動物の皮から毛や余分な脂肪を取り除く「原皮処理」が行われます。その後、「タンニン鞣し」と呼ばれる工程で、皮をタンニン溶液に浸け込みます。この工程は数週間から数ヶ月に渡って行われ、時間をかけてタンニンが皮に浸透し、革の耐久性を高めます。次に、革の厚みを均一にするための「割り加工」が行われ、その後に形を整える「伸ばし」などの工程が続きます。最終的には、乾燥させた後、必要に応じて更なる仕上げ加工が行われます。

 

以上が、ヌメ革とは何かについての基本的な説明です。ヌメ革は自然の恵みを活かした素材であり、その魅力は年月と共に深まります。次の章では、本ヌメ革とヌメ革の違いについてさらに詳しく見ていきます。

 

 

本ヌメ革とヌメ革の違い

 

 

ヌメ革は、自然な風合いと独特の経年変化が楽しめる高品質な革の一種です。普段使いの財布やバッグ、ベルトなど多くの革製品に使用されており、その自然な質感と美しい変化が愛されています。しかし、このヌメ革には本ヌメ革と一般的なヌメ革があり、それぞれに異なる特徴と価値があります。ここでは、その違いについて詳しく見ていきましょう。

 

本ヌメ革とは

本ヌメ革とは、動物の皮を時間と手間をかけて、植物タンニン鞣し(なめし)という伝統的な方法で加工した革のことを指します。この鞣し方法は、化学薬品を使用せず、植物由来のタンニンを用いて革を柔らかくしなやかに仕上げる技術です。大量生産が難しく、限られた地域やタンナーでのみ作られるため、本ヌメ革は高い希少価値と品質を兼ね備えています。

 

また、本ヌメ革は鞣された状態のままの「無染色」であることを前提とされています。染色加工を施さない無垢な”本物のヌメ革”と言われる由縁です。

 

また、本ヌメ革の最大の特徴は、使い込むほどに独特の艶や色合いを増す「エイジング効果」です。これは革が持つ自然な油分と使用者の手の油分が混ざり合うことで生まれるもので、まさに「育てる革」に相応しい最高級の本革です。長く使うことで世界にひとつだけの表情を見せる本ヌメ革は、その特性から多くの愛好者に支持されています。

 

総じてヌメ革

一報、一般的に私たちが知る「ヌメ革」の認識は”染色加工を施したヌメ色調”のものも”染色加工を施さない本ヌメ革”も総じて「ヌメ革」と呼びます。パッと見では本ヌメ革とヌメ革の違いは分かりにくいものです。

 

染色処理を行ったヌメ革は、本ヌメ革と比較するとキズやシミ、ムラなどが隠れているため均整のとれた銀面(革の表面)をしています。また革自体の色差が少ないのも特徴で量産性を高めるために染色を施してヌメ革の風合いを作り込んでいます。

 

一方、無染色である本ヌメ革は、革本来の美しさと透明感を楽しむことができるだけでなく、エイジングによる変化も顕著に表れます。これは、本ヌメ革の最も魅力的な部分であり、時間が経つごとにその美しさが際立ちます。しかし、染色したヌメ革よりは革本来の表情がそのままに表現されるため、やや荒々しさを感じることもあるでしょう。

 

染色の有無による差とは

染色されたヌメ革は、ファッション性が高く、多様なデザインに合わせやすい特徴があります。しかし、染色の過程で一部の革の特性が失われるため、エイジングによる変化は少なくなります。そのため、自分のライフスタイルや好みに合わせて、無染色と染色のどちらを選ぶか考えるのが良いでしょう。

 

このように、本ヌメ革と一般的なヌメ革には多くの違いがあり、それぞれに魅力とメリットがあります。より深い理解を持って、自分に最適な本ヌメ革製品を選ぶことで、革との長い付き合いを楽しむことができるでしょう。

 

 

本ヌメ革製品の選び方と手入れ方法

 

 

ほnヌメ革製品は、その独特の風合いや使い込むことで経年変化を楽しめる特性から、多くのファンを魅了してやみません。しかし、高品質な本ヌメ革製品を選ぶには、その特性を理解し、適切な手入れを行うことが不可欠です。以下では、高品質な本ヌメ革製品の見分け方、手入れ方法、そして経年変化の楽しみ方について具体的に説明します。

 

高品質な本ヌメ革製品の見分け方

高品質な本ヌメ革製品を見分けるためのポイントはいくつかあります。まず、革の表面をよく観察しましょう。本ヌメ革は自然のままの状態で使用されるため、小さなキズやシミが見えることがありますが、これこそが天然革の証です。また、無垢な状態なため、均一ではない手触りも特徴の1つです。、さらに、柔軟性も重要です。重厚感の中にしっとりとした質感の本ヌメ革は耐久性が高く、長持ちします。革の匂いも判断材料の一つです。化学臭ではなく、自然な革の香りがするものを選びましょう。

 

本ヌメ革製品の手入れと長持ちさせるコツ

本ヌメ革製品の手入れを怠ると、革が乾燥しひび割れすることがあります。まず、定期的に専用のクリームやオイルを塗ることで潤いを保つことが大切です。クリームやオイルを使用する際は、少量を布に取り、薄く均一に塗布することを心がけましょう。また、直射日光や高温多湿の場所を避けることも重要です。湿気はカビの原因となり、直射日光は革を硬化させる恐れがあります。さらに、使用後は柔らかい布で軽く表面を拭き取ることで、汚れを蓄積させないようにしましょう。

 

本ヌメ革製品の経年変化と楽しみ方

本ヌメ革製品は使い込むことで味わい深さが増す点も魅力の一つです。年月を重ねるごとに色が濃くなり、光沢が出てくることで、唯一無二の風合いが生まれます。この経年変化を楽しむためには、定期的な手入れと丁寧な使用が欠かせません。使い始めは柔らかく馴染んでくるのを感じながら、少しずつ個性が表れてくるのを楽しむことができます。お気に入りの本ヌメ革製品が少しずつ変化していく様子を観察するのは、持ち主にとっての大きな喜びとなるでしょう。

 

まとめとして、本ヌメ革製品を選び、長く楽しむためには、その特性を理解し、適切な手入れを続けることが不可欠です。高品質な本ヌメ革製品を手に入れ、愛着を持って使い込むことで、年月と共に変わりゆくその魅力を堪能してください。

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この記事を書いた人

Written by LDDs writer X

ラストドリップデザインズの作品・世界観を客観的な視点で紹介したり、オススメ情報や豆知識など幅広くライティングしています。LAST Drip DesignsのライターXです。記事を読んで頂きありがとうございました!

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