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【FAQ】vol,2 オールシーズンクリアPVCとは|みなさまの”知りたい”情報をお届け!

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いつもご覧いただきありがとうございます!

ラストドリップデザインズのIKEDAです!今回は当ブランドの代表コレクションともいえるALLSEASON CLEAR PVCのことについて触れてみたいと思います!

 

「クリアPVCってそもそも何?良し悪しは?色展開は?なんでミシンで縫わないの?」などの皆さまの知りたい!を簡単にまとめてみました!是非、ご覧頂けますと幸いです!

 

クリアPVCとは

 

CLEAR=クリア=透明

PVC=Polyvinyl chloride=ポリ塩化ビニル

 

読んで字のままなのですが「透明な塩化ビニール素材」のことを総称して「クリアPVC」と言ったりします。

 

ファッションジャンルだとPVCという言葉が省略されてクリアバッグとかビニールバッグと呼ばれていたり、クリアウォレットや透明財布、クリアポーチなどでご案内されていることが多いですね!

 

そして、ラストドリップデザインズではこのPVC素材を四季を問わずにお使い頂けるものとしてALLSEASON CLEAR PVC(オールシーズンクリアPVC)と呼び1つのコレクションとしてご提案しています!

 

 

ポリ塩化ビニルは一般的に塩ビやビニールと呼ばれることが多く、皆さんも耳馴染みが良いのはこちらの呼び方ではないでしょうか。

 

プラスチック材料(合成樹脂)の1つで、実はかなり私たちの身近なモノにも使用されている素材なんです。

 

例えばビニール袋、塩ビパイプ(配管)、ソフビ(おもちゃ)、合成皮革(合皮)など生活における様々な分野で活躍している万能素材だったりったりします。

 

塩化ビニルの長所・短所

 

主原料も塩ビというだけあって、なんと食塩と石油が主なんですね。そんな塩化ビニルは燃えにくい素材で高い難燃性を備えていたり、屋外の使用にも耐えられるほどに耐久性(対候性、耐水性、絶縁性など)が高く日常生活に取り入れ易い素材でもあります。

 

ただその逆に難燃性ではありながらも耐熱性が低いので熱を与えると柔らかくなったり火にあてると溶けてしまうので注意が必要で、夏場に素材が柔らかくなりやすいのもこの性質が要因だったりします。

 

耐衝撃性や耐傷性も低いので強く引っ張ったり鋭利なもので引っ掻くと一部分が伸びてしまったり切り傷ができてそこから裂けてしまい復元することもできないのでそういった環境での取り扱いには注意が必要です。

 

【長所】

・高い難燃性をもつ

・紫外線などにも強く対候性に優れている

・防滴撥水などの耐水性に優れている

・電気を通さない絶縁性がある

 

【短所】

・耐熱性は低いので火には弱い

・引っ張ると伸びるので耐衝撃性が低い

・切りキズなどは致命傷で耐傷性が低い

 

軟質と硬質の違い

 

それからPVC素材には硬さの違いで軟質塩ビと硬質塩ビというものがあるのをご存知でしょうか。軟質PVCは人の手でも容易に曲げられる柔軟性が備わっていますが、硬質PVCはその逆でカチカチに硬く仕上げるので手では簡単に曲げられないくらい強度があり柔軟性もありません。

 

軟質タイプですと、傘やビニールハウスなどに使われているシート状のものが多く、硬質タイプですとやっぱり塩ビ管がイメージしやすいかと思います!

 

 

ラストドリップデザインズではビニールバッグやクリア財布、クリアポーチなどデザインバリエーションも多く取り揃えるために、パターンアレンジがしやすく自分で自由にカットして加工もしやすい中肉厚地の透明軟質塩ビ(クリアPVC)を使用しています。夏場以外はふにゃふにゃと柔らかくもならず、しっかりとカタチを保ってくれる優れた素材です。

 

それから今回の記事で私どもが一番お伝えしたかったことがありまして、それは当ブランドが使用するクリアPVCは日本製で材料の中に有害物質を含んでいないのでリサイクルしやすく環境のことを考えて作られているPVC素材の1つだということです。私たちが捨てないモノづくりに出会えたきっかけです!

 

詳しくは「素材について」のクリアPVCを参照くださいませ。

 

色展開(カラーバリエーション)

 

ラストドリップデザインズのクリアPVCはカラーバリエーションの豊富さも魅力の1つで、なんと11色展開!

 

 

色相環のように暖色~寒色まで、無彩色~有彩色までと幅広いカラーラインナップは色選びの楽しさがあり、色表現としてもビビットなカラーリングで目に入る色味の強さがコーディネートのアクセントにも丁度良かったりします。

 

それぞれ原色に近い色合いなのでポップな印象もあり同じ作品でも色が変わるだけで男性・女性関係なく使えるところも魅力の1つです。

 

色表記】

真上(12時の位置)から時計回りに

1.クリア(透明)

2.ホワイト(白)

3.ブラック(黒)

4.グレージュ(茶色)

5.ネイビー(紺)

6.ブルー(水色)

7.グリーン(緑)

8.イエロー(黄色)

9.オレンジ(橙)

10.ピンク(桃色)

11・レッド(赤)

全11色

 

透明素材なので生地が重なる部分は色が濃くなったり、湾曲している部分の陰影が美しく表現されるのもオススメポイントの1つです。

 

ミシン縫製しない理由

 

ラストドリップデザインズのクリアPVCコレクションはミシン縫製をしません。試作を繰り返す中で、ミシンで縫ったところのミシン目が美しいと感じることができなかったこと、平面よりも立体的に仕上げる方がこの素材の魅力を感じていただけると思ったからミシン縫製をしないと決めました。

 

 

ミシンで縫わない変わりにニッケル色のパーツ(銀色の金具)やレザーコード(革紐)で編み込み、折る・畳む・重ねる・摘まむことで生まれる色の変化と曲線美を楽しむプロダクトデザインを意識して、この透明感の美しいクリアPVC素材と向き合っています。

 

ミシンで縫わない分、複雑なディテール、機能性を持たせることはできませんが、それがデメリットにならないくらいにシンプル&ベーシックでユニークな作品と、この素材の魅力をお届けできたらと思っています!

 

まとめ

 

今回はラストドリップデザインズが展開するALLSEASON CLEAR PVCコレクションの入門編ということで「素材について」が主となりましたがご案内させて頂きました!

 

 

PVCって考えてみたら私たちの身近にある素材なんですよね。そして、塩ビというと環境に悪い素材でしょ?と思われがちなのですが、実際には現代においては環境のことを考えて作られているPVC素材が増えていますし、安心安全を証明できない素材はそもそも選ばれない・使われない時代にもなってきていますよね。

 

そして、そういう素材を正しく選択する、使用する、使い終えたら正しく処理する・リサイクルすることがこれからの私たちの生活においてとても大切なことでもありますよね。

 

捨てないモノづくりを意識することに出会えた日本製のPVC素材だからこそ、私たちは製作する際にでるPVC端材も捨てずにきちんとリサイクルしています。

 

今回のコンテンツも最後まで読んで下さりありがとうございます!次の記事も楽しみにしていただけたら幸いです!

 

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この記事を掲載しているラストドリップデザインズでは、素材にフォーカスした魅力溢れる作品を常に200種類以上展開しています。もちろん全ての作品が、いちから自分たちでデザインしたものばかり。

 

素材ごとの製法やパターンメイクにも趣向を凝らし、ハンドクラフトの温かみ溢れる作品をご覧いただくことができ、ウェブショップ限定での展開のため、ここでしか出会えないプロダクトばかりです。是非、ご覧下さいませ。

 

– clear pvc collection –

上記、画像リンクをクリックするとコレクションページへ移動します。是非、一度ご覧くださいませ!

 

 

公式ブランドサイト

ブランドサイトでは素材のこだわりから、受注生産へのこだわりなど様々な情報をチェックすることができますので、こちらもお時間があればチェックしてみて下さい。

 

掲載元

LAST Drip Designs co.,Ltd

この記事を書いた人

Takahiro Ikeda

ご覧頂きありがとうございます!LAST Drip Designs(ラストドリップデザインズ)の店長 池田 です。BLOG CONTENTでは「こだわり、想い」など発信しております!

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